今日の一冊「鍵のかかった男」

今日の一冊。本格ミステリーの旗手、有栖川有栖さんの名探偵火村英生シリーズの最新作「鍵の掛かった男」。大阪中之島に建つ銀星ホテルに5年間滞在を続けていた男の死は本当に自殺なのか?先輩作家の唐突な依頼を受けたアリスが、その男の素顔を探るうちに明らかになるホテルの従業員と客達との意外な関係性。今回は、いつもワトスン役のアリスが刑事ばりの捜査を行い、火村の出番は後半から。でもその推理の切れ味は相変わらず鋭い。作中で描かれる銀星ホテルのような高級感がありながらこじんまりとしたホテルライフに憧れます。一度ゆっくり滞在したい気分になりました。
昨今、ミステリーのドラマ化が続いてますが、火村英生シリーズもドラマ化されましたね。f:id:kindofblueblack172:20160309200858j:image